Before
射出成形品は、樹脂の流動性を考慮した形状にて設計し、ウェルドライン、ヒケなどの不良を発生させないようにすることが必要です。特に左記のような、φ1の小さな光学レンズの場合、下記のような設計を行うと流動性が不安定となるので、レンズとしての機能が満たせなくなってしまいます。
After
小さい光学レンズなどで流動の乱れによる外観不良が発生する場合には、ゲート位置の反対側に成形後にカットされる「樹脂溜まり」(捨てタブ)を追加します。これにより、流動の乱れによる外観不良を成形品内に留まらせず、「樹脂溜まり」に押し出すことができます。こうすることで小さな光学レンズでも、外観不良の発生を回避することが可能です。