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光学設計エンジニアのための
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2025.04.13
製造・組立てを考慮した光学レンズ設計
レンズ設計において、最も重視すべきことは光学性能ですが、それだけを追い求めてしまうと、製造・組立が難しくなってしまう恐れがあります。そうなると、製造・組立コストの増大などデメリットが発生します。そこで当記事では、製造・組立てを考慮した光学レンズ設計についてご紹介します。
製造・組立てを考慮することによるメリット
製造コストの削減
組立て工数の削減、不良品の減少により、製造コストを抑えられます。
生産性の向上
組立て時間の短縮、自動化の促進により、生産性を向上させられます。
レンズ品質の安定化
組立て精度の向上、人的ミスの低減により、品質を安定させられます。
製造・組立てを考慮した光学レンズ設計例
設計例①:組立てやすさを考慮したピン穴の形状変更
レンズは、光学特性を満たすことに加えて成形性も考慮して設計を行う必要がありますが、さらにレンズの組み立て易さも考慮しておく必要があります。このレンズにはファイバーを挿入するための穴が設けられていますが、このような細くて深い穴だとまずコアピンが抜けないことに加えて、ファイバーを挿入することも難しくなります。そこで・・・
設計例②:組レンズを、成形性と勘合性を考慮して設計
お客様から、光学設計から成形まで当社で行って欲しい、さらに組み立やすく偏心も小さくなるよう配慮して欲しいという組レンズのご相談を頂きました。そこで・・・
設計例③:光学レンズ組み立て時のミスを回避する形状提案
当事例は、組み立て時にレンズとスペーサー表裏を逆に組み立ててしまうことがあり、お客様より困っているとのご相談いただいたというものです。そこで・・・
光学設計なら、光学レンズ設計.comまで
いかがでしたでしょうか。今回は、製造・組立てを考慮した光学レンズ設計についてご紹介しました。
光学レンズ設計.comを運営するジュラロン工業株式会社では、光学レンズの設計はもちろん、金型製作・成形から組立まで一貫して対応しています。この一貫対応体制により、それぞれの工程で発生する誤差の傾向を把握しながら光学設計を行うなど、光学的な機能のみならず、生産性までもを考慮した光学設計を行うことが可能です。
単レンズからレンズユニットまで設計が可能ですので、光学レンズの開発設計でお困りの場合はお気軽にご相談ください。
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