レンズユニット開発・製造

ジュラロン工業株式会社では、長年に渡り、光ディスクドライブ用のコリメータレンズやLED照明レンズ、センサレンズ等、単一で機能・性能を完結できるレンズの製作に取り組んでまいりました。

しかしながら、近年では単一レンズのみならず、『市販レンズではできない〇〇〇が撮影できるカメラモジュールが欲しい…』等のレンズユニットに関するご要望を頂戴することが多くなっています。複数レンズで構成されるレンズユニットには、レンズ偏心対策等、単一レンズとは異なる技術に加え、イメージセンサと結合させたモジュール化も必要であるなど、極めて高度な技術・ノウハウが要求されます。

レンズユニット事業の取り組み

実は、以前より当社では、上述のようなニーズに対応するため、”レンズユニット技術開発プロジェクト”を発足させ、協力企業連携によりカメラモジュール化のニーズにも対応しております。実際に、複数枚のレンズで構成された照明光学系の設計、複数の非球面レンズで構成された小型撮像光学系の設計等、単レンズから、鏡筒含めたレンズユニットの設計・製作の実績がございます。

また、現在ではレンズユニットの性能確保の上で重要である偏心精度のさらなる向上を目指し、
①高精度金型開発への取組みと、
②レンズ偏心測定装置の導入を行なっています。
（※ちなみに、現時点での偏心実力は『外径基準の面偏心量：±5μm以下』となります。）

さらに、レンズユニット開発に必要な要素技術（レンズの偏心対策、ゴースト・フレア対策等）をより強固とするため、デモレンズの開発にも取り組んでいます。当社独自に開発したデモレンズ仕様の一例が下記となります。

今後の展望

今後も、これらの取り組みを継続していき、レンズユニット事業として、
①カスタムレンズ・レンズユニットの開発
②レンズユニットの構成部品となる単品レンズの製造
③カメラモジュール完成品の製造（協力企業連携）
に注力し、これまでとは異なる幅広いお客様のニーズに対応し、事業の展開を図っていきたいと考えています。レンズユニット、カメラモジュールの開発・製造に関するご要望がございましたら、お気軽にジュラロン工業までご連絡下さい。